これからの道しるべ 障害福祉の現場で働く森本しおりのブログ

ADHD当事者が、障害福祉の仕事を通じて見つけた処世術を書きとめていきます。 ジャンル:発達障害、メンタルヘルスなどなど

やりたいことを見つけるということ。

就職活動でも、何でも「あなたのやりたいことは何ですか?」と聞かれる場面があります。私はこの質問がとても苦手でした。

 

「やりたいこと」って、自分の今まで「やってきたこと」の中からしか見つけられません。私は、「やりたくないこと」だけは大量にあったけれど「やりたいこと」はない状態でした。

 

 

「見つからないから、試すんです。」というのが正直なところでした。。

 

「やりたいこと」がなくて、「やりたくないこと」だらけだった6年前

 

約6年前、新卒で入社した会社をパニック障害を発症して退社しました。当時は、解消したいマイナスなことがたくさんありました。パニック発作を治したい。退職に追い込まれる仕事はしたくない。仲の悪い家族から離れたい。etc..

 

昔「〇が分かるのは、☓や△といった比較対象があるからだ」といった話を聞いたことがあります。私の経験は体感的には「☓、△、☓、☓、△」といったような感じでした。〇なんて一向に見つからないのです。

 

だからと言って、毎日の生活は続けていかなければいけません。私は当面の「☓」から逃れるために、ずっと走り続けてきたような気がしています。「☓と△の違い」を細かく分析して、何を判断基準にしているのかを探っていきました。

 

〇は今までと全然違うところにあるかもしれない

 

過去の出来事を参考にするのって、ある程度限界があると思っています。

私は、1年前まで文章を書く仕事なんてしたことがありませんでした。それどころか、正直に言えばブログも書いたことがなければ、twittermixifacebookといったSNS上で自分の文章を載せることもほとんどしたことがありません。

 

学生の頃を思い返しても、レポートや作文で困った思い出はなかったけれど、大して誉められたこともありません。ずっと書くこととは、遠いところにいました。

 

 

 

ライター職に応募することは、私にとって全く新しい試みでした。

 

きっかけは、一本のレポートでした。会社で、レポートを提出した時に絶賛されたのです。「すごいね、本を書けば?」と。法人のトップにレポートを気に入られて、やたらと評価が上がりました。

 

今思えば、それはなんてことない誉め言葉だったのでしょう。でも、失敗続きだった私には希望の光に思えました。たしかに、本を読むことは大好きだし、文章を書くのもいいかもしれない。ちょっとした思いつきでした。

 

☓も△も〇も、実際に経験してみないとわからない

 

〇を知るためには、比較対象が必要かもしれません。

でも、いくら☓と△をたくさん集めても、それを分析するだけでは〇は見つかりません。☓と△の延長線上からは、やっぱり☓と△しか見つからないと思うのです。

 

私は、今の仕事が初めて「続けられそう」と感じています。うまく言えないけど、心地が良いのです。息ができます。大変な時があっても、乗り越えていけそうな感じがしています。

 

辛い仕事を続けていた時のように「今は我慢できても、いつか膨れ上がったら爆発しそうだな…」という感覚がありません。

 

 

青い鳥探しのように、ずーっと探し続けるのはリスクが大きいかもしれません。理想通りの完璧なものを見つけるのではなく、「他人から見たら、あまりよくないかもしれないけれど、不思議と自分にフィットしている」ものを見つけたら、ラッキーだと感じています。