これからの道しるべ 障害福祉の現場で働く森本しおりのブログ

ADHD当事者が、障害福祉の仕事を通じて見つけた処世術を書きとめていきます。 ジャンル:発達障害、メンタルヘルスなどなど

発達障害の人はひな壇芸人にはなれないけど、ユーチューバーにはなれそう。

コミュニケーションのスタイルについて話をします。

 

唐突なんですが、「発達障害のユーチューバ―っていそうだな」と思いました。

検索したら、やっぱりけっこうな数いるみたいです。

人気のユーチューバーのランキングで入る位の人はいないかもしれませんが・・

少なくとも目指す人は多そうです。

 

集団の中にいると、参加できないか、仕切りすぎて独壇場になってしまう。

 

私もたしかに身に覚えがあります。

教育実習に行った時に、なんというか、「教室があたたまる」「みんな身を乗り出して参加する」みたいな状況にはならなかったです。

 

教育実習って、最後に「研究授業」というのをやるんです。

ズラッと学校の先生みんなが見に来る、授業の発表会みたいなやつです。

 

授業を見た教頭先生は言ってくれました。

「授業の完成度としては高いと思うよ。すごく準備をしたのもわかる。だから、授業単体で見るなら、90点だ。」

 

「でも、君は公立の学校の先生には向いていない。」と言い切られました。

 

「公立の学校というのは、クラスの学力の低い子に合わせないといけない。

君の授業質問をしても、答えたのは同じ子だったろう?

頭の回転が速い子しかついてこれない。

あの子たちが一生懸命、協力してくれたから成り立ったんだよ。

 

君の授業は、塾の先生の授業だね。」と言われました。

 

ああ。そうなんだろうなぁと腑に落ちました。

 

 

たしかに、巻き込む、みたいなことができないんです。

バーッとしゃべり続けて、黒板を書き続けることしかできなかった。

 

たくさん質問をしても

シーン・・となっちゃいました。

だから、一部の生徒が協力してくれたんでしょうね。

 

今でも覚えているけれど、

協力してくれたのは、それまでは一番悪態ついてきて嫌味ばかり言ってきた男の子でした。

でも、研究授業の間は一回もふざけないで、手をあげて正解を言ってくれました。

 

「少女漫画のヒーローかっ!」って感じですが

本当にジーンときました。

あれ、目から汗が・・。

 

手紙で「いい先生になるよ」って書いてくれたのも、忘れられません。

 

 

不得意な所で勝負しない。なるべく対処法を探す。

 

ちょっと話がそれました。

きっと、芸能人になりたいと思っても、ひな壇芸人にはなれないと思います。

他の人のやりとりを把握して、うまくみんなで笑わすみたいな。

多分、発達の人は会話に入れなかったり、

入らなきゃと焦って、衝動的な発言をして誰かを不快にさせちゃったりすると思います。

 

それに比べると、ユーチューバ―は相性としては悪くなさそうな気がします。

 

ただ、観る人あってのもので、人気次第の商売はやっぱり、相手の気持ちがわからないとだめですかね。

目の前の相手の表情とかが読めない人が、目の前にいない「見てくれる人」に伝わるものを作るのってむずかしそうです。

 

ユーチューバ―うんぬんは、まぁ思いつきなんですけれど。

 

自分のコミュニケーションの得意な状況と、不得意な状況を知っておこうって話です。

大人数の飲み会でうまく参加できない、もしくはでしゃばり過ぎちゃうのは、やっぱりそのスタイルが合ってない部分もあると思います。

不得意とわかれば、また対処法もありますし。

 

自分は、台本さえあればやれるんだーとか

間に補助的な道具(黒板とか)がある方がいいんだーとかは

わかっておくと、案外のちのち応用がきくこともあります。