これからの道しるべ 障害福祉の現場で働く森本しおりのブログ

ADHD当事者が、障害福祉の仕事を通じて見つけた処世術を書きとめていきます。 ジャンル:発達障害、メンタルヘルスなどなど

他人が変化に気づくのは、コツコツ積み重ねた努力が実を結んでから

最近「他人は努力する過程ではなく、うまくいった結果を見るのかもしれない」と思います。え、当たり前ですか?私にとっては、衝撃だったのですが。

 

他の人から褒められることって大概、自分が苦痛でも乗り越えようとしている段階とか、新しいチャレンジをすることではないんです。苦痛なことを乗り越えた後や、新しいチャレンジが習慣になってそれなりに成果が出た後に評価されます。

 

つまり、「誰にも気づかれないけれどコツコツ努力を続けた期間」というのがあるのではないかと思います。なんなら、この期間は周りから反発されたり、理解を得られないといった逆風すら受けることもあります。変化を恐れる人、嫌がる人も多くいるのです。

 

例えば、ダイエットを例にとるとわかりやすいかもしれません。

 

ダイエットをするには、たくさんの努力や我慢が必要になります。

今まで好きだった甘いもの、脂っこい食べ物、お酒などなどを我慢する。

苦手だった運動に継続的に取り組む。

つまりは、生活習慣そのものを見直して変化させていくことになるはずです。

 

本人からすると、一番辛いのは最初の段階や停滞期じゃないでしょうか。

慣れないうちはついつい食べ物に意識が向きそうになったり、体力がつかないうちには運動も苦痛だったりします。

周りも応援だけでなく「どうして、ダイエットなんてするの?」とか「ぽっちゃりしていてかわいい」とか「えー、どうせ続かないよ」なんて言われることもあると思います。

最初の段階を越えられないのが「三日坊主」でしょうか。越えると習慣になるはずです。

 

次に辛いのは「停滞期」じゃないでしょうか?

同じことをやってもなかなか、体重が減らない。つまり、結果が出ない。そうすると、我慢に対してご褒美が出ないわけですから、イライラは募ります。

周りからしても、当然この段階では誉めないはずです。「え、あまり変わってないよ?」という印象です。

停滞期で挫折してしまう人も多いと聞きます。ここを越えると、また結果が出るようになるみたいです。

 

予測ですけど、三日坊主や停滞期で挫折してしまった人って「痩せたね!」と会う人会う人から言われる、つまり「自分の努力を認めてもらう成功体験」をしていないのではないでしょうか?

みんな案外ちゃんと見ていないですから、少し痩せたぐらいでは気づきません。

 

もとの体重にもよりますけど、自分のもとの体重の1割くらい減れば周りから気づかれるような気がします。元の体重が50kgなら5kg、80kgなら8kg、100kgなら10kgです。これは、完全に想像ですが。

 

きっと、「周りから気づかれる段階」にいる人って、痩せるための努力は習慣になっています。本来なら、最初の段階や停滞期などの心理的に辛い時に、努力を認める言葉をかけてほしいですけれど、それはむずかしいのかもしれません。

 

努力って、階段みたいにいきなりポンっと成果が出るものだと思います。

本来なら、努力に応じて成果が出て欲しいですけど、これはゲームのレベル上げと同じ。経験値は一定程度たまらないと、レベルは上がらないです。

 

「褒められること」「評価を得ること」を目標におくと、わりと早い段階で挫折をしてしまいやすいのではないでしょうか。ご褒美を得られるのはずっと後ですから。

そう考えると、努力する過程そのものを楽しむ、もしくは苦痛を軽減する工夫って大事だなと思います。

ダイエットなら、「カロリーは低いけどおいしい食べ物を見つける」とか「大好きな音楽を聞きながら、朝気持ちがいい時間帯にウォーキングする」とか、小さなご褒美をつけることって大事な気がします。

 

壮大な目標はいいですけど、自分の意志の固さを過信してはいけません。苦痛を感じることそのものが、結果を残すわけではないのです。

 

あくまでも、仕組みを整えて無理がかからない形でもいいのです。無理がない方が、習慣にしやすいです。これって、ダイエットに限らずすべての努力に共通する点だと思います。