これからの道しるべ 障害福祉の現場で働く森本しおりのブログ

ADHD当事者が、障害福祉の仕事を通じて見つけた処世術を書きとめていきます。 ジャンル:発達障害、メンタルヘルスなどなど

冷静に考えてみよう。「歌詞を書く」ってすごくないですか?

最近、「歌詞を書く人」ってすごくない?と改めて驚いています。

 

いやいや、だって冷静に考えてみてくださいよ。

私は歌詞を書いたことがありません。

記憶をたぐりよせると、すこしだけ似ているのは「学校で書かされた五・七・五の俳句」です。

 

めっちゃ、むずかしかった。

 

まず、文字数の縛りがありますよね。

これがもうキツイ。

言いたいことが入らない。

 

さらに、季語も使わなければならない。でもって、読む人に届けるわけじゃないですか。

 

何をもって「よい詞」とするかは意見が分かれると思います。

ただ、「相手に伝わって、かつ感動させなきゃ意味がない」ということがあると思います。

 

昔の短歌はお手紙として使っていたから、相手のことも思い浮かぶかな、と思います。でも、歌詞って大概、時空を越えて会ったこともない人に届けるじゃないですか。誰しも、一回は歌を聞いて「これって私のことかああああ!!」「なんで知っているんだああああ」って激しく感動して泣いたことがあると思うんです。

 

文字数制限の中、ここまで他人の心をゆさぶるってすごくないですか?

 

人が文章を読むには、二つ種類があると思うんです。

一つは、情報収集のため。役立つ知識とかですよね。ニュースとか、専門知識とか。

もう一つは、感動するため。小説とか、文学とかは同時にお役立ち知識とかも入っていたりします。

でも、歌詞を情報収集のために読む人っていないと思うんですよ。ほぼ皆無でしょう。こんなに情報収集が切り離されていても、愛され続ける文章ってあります?私ないんじゃないかと思うんですが。

 

じゃあ、もう一つ考えてみましょう。

現代の人は「俳句」や「詩」を多く読みますか?

 

いやー、ほとんどの人が読まないでしょう。余韻とかを味わったり、一行だけ読んで想像してみる、なんていうのは贅沢な楽しみだと思いますが、私がパッと思いついた詩人は相田みつを金子みすゞ谷川俊太郎中原中也くらいです。

 

すみません、正直に告白すると、相田みつを以外は「え、名前合っている?」って不安になって検索しました。

 

こんなもんですよ。みんな、現代の人とは言いづらいですし、今本屋さんに行ってベストセラーの詩ってあまりなくないですか?ちょっと前に当たり前ポエムって流行ったけど・・

 

なぜ、人は詩を読まないか?

「役立たないから」じゃないか?と思っちゃうんです。情報収集の要素がないからじゃないでしょうか。その上、含みを持たせて想像するというひと手間がめんどくさくなっているんじゃないでしょうか?

 

今、ネットの文章とかは簡潔ですものね。パッと読めて役に立つ。そんなものがもてはやされる時代なのかなー・・なんて思います。

 

歌詞の話に戻りましょう。

なんで、詩は読まれないのに、歌詞はここまでみんな覚えるのか?

もちろん、メロディーの力って大きいと思います。

メロディーがいいなと思って聞いていたら、ドキリとするような表現が出てきたから歌詞検索してみたらめっちゃいい!ってなったりします。

 

それにしても、歌詞はどこまでも感情やイメージの世界です。

さらには、音とかメロディーといった言葉とは違う表現と、言葉とを一致させる能力が必要とされる。

音楽的センスを読み解き、言語で表現する。

そんな、むずかしいことある?って思っちゃいます。

 

 

歌詞を書く人ってすごいなぁ。

あらためて、感嘆。