ADHDと薬

 

ADHDと薬 

ADHDって診断されたけど、薬飲まないといけないの?

そう思う方が多いと思います。

私もとても悩みました。

「どんな人生をこれから歩みたいのか?」

それによって答えは変わってくるのではないかと思います。

 

ADHDには治療薬があります。

日本で処方されるのはコンサータストラテラの2種類です。

ADHDは脳機能の障害なので治ることはありません。

飲まなくてはいけないのだろうか?

飲み始めたらいつまで飲むのだろうか?

私は激しい葛藤がありました。

 

薬害への恐れ

薬というのは、今「絶対に安心!」と言われていても

数十年後になって「すみません。安全じゃありませんでした。」と副作用が発表されてもおかしくないものだと思っています。

脳や神経に効く薬は、適切な使い方をしないと恐ろしいものです。

 

私は、福祉施設に勤めていた関係で重い精神疾患の人に多く会いました。

強い薬を処方されている人というのは、ぼんやりとして表情が無くなっていきます。

「穏やか」と言うことも可能です。

それでも、それを心から良いとは思えませんでした。

 

どんな人生を歩みたいか

私は薬を飲んでいるか?

答えはイエスです。

 

 

理由は簡単です。

私はADHD症状により、他人の信用を失ってきたからです。

仕事で、マルチタスクが出来ません。

ミスも多く、疲れると居眠りもしてしまい、他人の信用を失います。

クローズ就労をしているので、言い訳も出来ません。

衝動的な発言や、感情の不安定さから親しい人間関係も次々に壊れていきました。

喧嘩が絶えずありました。

これはADHDだけではありません。

私の性格も、成育歴も、色々な要素が複合的に関係しています。

 

それでも、私はストラテラを飲み始めてから感情が安定しました。

 

薬を飲んでわかってきたこと

薬を飲んでよかったのは、今までの生活を一歩引いて見ることが出来ることです。

ADHDは一見してそこまで重い障害に見られません。

それでも、多くの失敗を重ねてきました。

色々な人の信用を失ってきたのだと思います。

 

私は、これから自分の症状について他人に話していこうと思います。

障害を打ち明けることでなく、苦手なものを他人に頼むようにします。

失敗を隠すのでなく、得意なことをどんどん伸ばしたいと思います。

 

少しでも、自分と周りを大切に出来るように。

 

 

 

 

医者に言われた忘れられない言葉

「あなたに他人の気持ちを理解しろというのは、

背の低い人に向かって高い棚の物を取れと言うようなもの。」

 

ADHDの栞です。

ADHDの人は、何度か医者にかかっている人が多いでしょう。

 

上記の言葉は割と最近に医者から言われたものです。

私は、アスペルガー傾向もあります。

アスペルガーは、他人の感情に無頓着だとか空気が読めないと言われます。

私も悪気なく言った事が「無神経」とか「毒舌」と言われます。

一瞬の表情から読み取る、なんてことは土台無理な話です。

 

一番大切な人に何度も

「どうせ気持ちが分からないんでしょう。」と言われます。

どうしたらいいだろうかと聞いた時に言われました。

 

「あなたに他人の気持ちを理解しろというのは、

背の低い人に向かって高い棚の物を取れと言うようなもの。」

 

 私は、対人援助職をずっと続けています。教育学を学び、販売の仕事に就き、今は福祉の仕事をしています。

ずっと、人の気持ちがわかる人になりたかった。

自分の苦手分野だと理解していても、どうしても諦められない分野だった。

 

 他人の事が理解出来ずに、どんな人生があるというのだろう。

 

私は多くを望んではいないと思います。

たった一人、でした。

その人が私にしてくれたように、私もしたい。

初めて安心できた。

心が自由だと感じた。

その人が、そばにいてくれることを感じた。

 

私も返したいと思うのは、無理な話なのかもしれません。

心の中に誰もいない、

そんな人生に何の意味があるというのですか。

 

 

 

当事者かつ支援者の自己紹介

 初めまして。

28歳にして、半年前にADHDが発覚した栞です。

 

 私はADHDの当事者でもあり、障害者支援の仕事に従事していた経験があります。

このブログは、「苦しい!」と当事者の立場だけで言えない・・・福祉の実情知っているし自分も加担していた一人だからなぁ・・・という私のジレンマブログです。

 

ただ、私にとって良かったのは以下の2つのこと

 

①福祉の制度の枠組みを知ることが出来た

いざとなったら利用できる制度をいくつか知っていると安心します。

日本は、申請して初めて制度が使えたりお金がもらえたりする申請主義の国ですから自分が知識をつけるしかありません。

 

②何人かの生き方を事例として知ることが出来た

色々な人生を先に見ちゃった、という感じです。

普通に生活をしていると、その人の家族構成から障害名、どんな一日を送ってどんな一週間を送っているのか知る機会なんてないと思います。

利用者として来るとそういった情報が職員の手に渡るのです。

ひどい言い方になりますが、上手くいかない人と上手くいく人の違いみたいなのをまざまざと見ました。いくつか大事なポイントがあるのです。

自分との共通項を持った人もいましたから、同じ失敗をしない様にと思うことは多いです。こんなに他人の人生を詳しく知る職業もなかなか無い様に思います。

 

 私は、健常者としてまっとうな道は歩めそうにない。

でも、障害者として生きていかなければならない程でもない。

 

そんなボーダーを歩んでいます。

 

出来れば、障害と関係無い所で今後は生きていきたいのですが、どうにもこうにも障害にこだわってしまう自分もいます。

ADHDだって、色々な人がいますから。

自分の特性の一部として受け入れることが出来て、一人の人として歩んでいく時にこのブログも卒業したいなと思っています。

 

ただ、自分の経験は活かしたいですから、役立つ情報は共有していきたいです。

宜しくお願いします。